税理士グループ省エネ NewsLetter 2025年3月号
【エレベーター】 死亡事故を受けまして!
2025年2月27日神戸市「31歳の男性医師が、扉が開いて入ったら床がなく「4階から地下1階まで転落死」という前代未聞の痛ましい事故が発生してしまいました。
業者は「2カ月前の点検では特に異常はなかった」とのこと。
2006年には挟まれ死亡事故が発生しており、2009年以降、「戸開走行保護装置(エレベーターのドアが開いているときに人を乗せるかごが動かないようにする安全装置)」の設置が義務付けられました。
「それ以前のものは継続使用しても法律違反ではない。」
これが実は大変な問題!
突発的な故障が発生し閉じ込めといった事故が起こった場合、所有者や管理者が責任を問われる可能性もあります。
安全性には常に気を配らなければならず、このことはオーナーの負担となります。
今回の場合は「設置40年以上のエレベーターをよくも放置してきたな」となり、ご遺族からは多額の損害倍書訴訟を起こされ、刑事責任では業務上過失致死罪を視野に入れての捜査になるようです。
一番の重要な問題は「定期点検報告書」に表面上は“特に異常個所は見られません” その下には“耐用年数を超えています・・・”と記載が毎回されているはずです。
従って、裁判で争っても「施設側オーナーの責任」は免れないと思われます。
同様に【キュービクル】経年劣化問題
地域毎の「大手中堅業者の対応」に実は重大な問題が指摘されています。
◎隠れ2025年問題!今年当初より弊社は度々発信してきました。
「1985年プラザ合意→1989年バブル絶頂期_この10年前後に高度成長と共に導入したキュービクルやエレベーター等の基幹設備。老朽化による水道管の相次ぐ破裂事故なども。
「キュービクル停電で止む無く営業停止」などなどです。
■誰がこの事を予測できたのでしょう!?
・いや専門家の間では予測されていたのです。
・弊社には「税理士グループ省エネ」という全国の顧問先業者を中心に展開する特異なビジネスモデルであることから、世界最高峰のヒートポンプメーカー「日本(東芝)キヤリア」や「三菱電機」の技術部が打ち合わせに来社されます。
・また、今回のテーマでいくと「ジャパンエレベーター」やキュービクル「日東工業」などのプライム企業が、これら分野には「本来、補助金はなし」の中で弊社チームが、補助金の道を拓き、省庁に働きかけ採択の俎上に載せるため実に詳細な情報を得ています。
■だからこそ「隠れ2025年問題」として発信し続けたのです。
◎主任技術者に「40年はさすがにこれ以上は…となるはずだが危険性を伝えなかったのか?」
そう尋ねると「更新となれば何千万円と掛かるようなモノを法的規制がないので言えません」
「しかし、耐用年数を超えているという注意は毎回記載しています」
◎キュービクル容量足らずで「大手中堅業者」は増設で済まそうとする。
キュービクルメーカー:「法的規制がないので増設で良いからと言われれば、クライアントでもあり従うしかない」
大手中堅業者は:「長年、老朽化した部品はその都度、交換して問題なかった」「取りあえず動いているからいいんじゃないか・・・」
※事なかれ主義の日本人の忖度が完全に裏目に出てきているのです。
2025年に噴き出すのではないかということです。
弊社とチームを組んでいるキュービクル電気工事業者は「常識を超える経年劣化が省庁審査基準に響くこと。停電すれば長期間の営業停止になることを懸念しているため放置はしないで真実をメーカーとも現調ですり合わせ報告をしてくれます」
◎昨年から今年にかけて多くの施設様に「お茶を濁せない」問題が発覚しました。
弊社チームからはズバリ指摘させて頂き「新規更新」される施設様を複数抱えています。
◎しかしながら、本来、補助金もないものに多額の投資は大きな負担であることは確かであろうと思います。そこで最近発信した最新「アイテム」が初登場の!【物語補助金】複合的支援だったのです。
■いずれにせよ事故が勃発すれば自己責任であります。
【エレベーター更新・補助金】に付きましては現時点で弊社「受付枠」を超えてしまいましたので新規ご依頼は中止とさせて頂きます。